「手を繋いで歩くこと」と子どものこころの世界の広がり

自分の足で世界を広げる一歩

赤ちゃんは1歳前後で歩き始めます。

それは「大人に連れて行ってもらう世界」から「自分の行きたいところへ自分の足で行ける世界」へ踏み出す大きな一歩です。
歩けるようになることで、子どもの世界はぐんと広がります。

体の発達を支える「歩く」体験

歩くことは足腰を強くし、体幹を育てます。

また、手が自由に使えるようになり、遊びや探索の幅が広がります。
体をしっかり使って歩くことは、子どもの心と体をバランスよく育てる土台になります。

ペースを合わせることを学ぶ

発達がマイペースだったりエネルギッシュな子は、つい先に走って行ってしまうこともあります。
そんなときは、まず大人と手を繋いで歩くことから始めてみましょう。

手を繋いで歩くことは「相手にペースを合わせる」練習になります。
前もって「公園まで手を離さないで歩こうね」と伝えておくのも効果的です。

まず大人と手を繋いで歩けるようになること。
そして次には,保育所や幼稚園のお散歩でお友だちと手を繋いで歩けるようになると、楽しみの幅がさらに広がります。

心理学から見た「歩くこと」

心理学的に見ると、歩くことは「自分自身を運べるようになる」という大きな変化です。
さらに、物を運べるようになることで他者との関わりが深まります。

たとえば、お菓子やお気に入りのおもちゃをカゴに入れて持たせると、ただ歩くだけではなく「見せる・分ける・渡す」といった行動につながり、歩くことの目的が生まれ,関係づくりが生まれます。

忙しい毎日の中で

現実には、保育所や幼稚園への送迎で、自転車や車に頼ることが多いものです。
ママやパパも時間に追われ、ゆっくり歩くのは難しいでしょう。

だからこそ、週末や時間のあるときに「歩く時間」を意識してみませんか?

子どもが道端の小石を拾って溝に落としたり、小枝を見つけて持ち歩いたり
――そんな小さな遊びに付き合うことで、発見や感動を一緒に共有できます。
それは体を育てるだけではない、こころを育てる大きな栄養となります。

目的地に向かう移動=「歩くこと」が、お子さんとママ・パパにとってそれ以上の楽しみとなり豊かな時間となりますように・・・