就学時健診を前に —お子さんが力を発揮できるための情報共有を—
こんにちは。K3のさかもとくみです。
急に寒くなって,秋の気配が深まってきましたね。
季節の変わり目は体調を崩しやすい時期です。みなさんも風邪などひかれませんように。
今日はこの時期,ぼちぼち案内が届き始める小学校の就学時健診のおはなしです。
就学時健診ってどんなことをするの?
年長児のお子さんをお持ちのご家庭では,そろそろ入学予定の小学校での就学時健診を受ける季節ですね。
京都市のホームページによると,就学時健診は次のような目的で行われます。
・内科,眼科,耳鼻科,歯科の健康診断を行う
・お子さんの心身の状況を把握し必要な助言や指導を行う
・健康上適正な就学についての指導を行い,義務教育の円滑な実施に資する
検査項目は以下の通りです。
1.栄養状態
2.脊柱及び胸郭の疾病及び異常の有無
3.内科的疾病の有無
4.視力
5.眼の疾病及び異常の有無
6.聴力
7.耳鼻咽喉疾患の有無
8.皮膚疾患の有無
9.歯及び口腔の疾患及び異常の有無
10.その他の疾病及び異常の有無
11.面接
お子さんの発達で気になることがあったり心配事のある場合は,ぜひこの機会に入学予定の学校とよくコミュニケーションを取るきっかけにしてみてくださいね。
就学時健診を「評価の場」だけにしないために
就学時健診を,お子さんの「できる・できない」を測るだけの場にしてしまってはもったいないですね。
せっかく学校の先生とお会いできる機会です。
「どうサポートすればお子さんが力を発揮しやすいか」
「どんな関わり方や環境調整が役に立つか」
を,ご家庭と学校で共有していく大切なきっかけにできるといいですね。
お子さんの個性や得意・苦手を一番よく知っているのは,日々を共にしているお母さんやお父さんです。
お子さん自身の,学校での理解や行動を手助けするための工夫や方法を具体的に伝えられると,ご両親も安心ですし先生方にとっても大きな助けになります。
伝えてみたい「お子さんが力を発揮しやすくなる工夫」
お子さんが持っている力を,伸び伸びと発揮できるようなサポートの伝え方をいくつか挙げてみます。
・じっと座っていられない
→背中に手を添えると,少し座っていられる時間が伸びるようです。
→立ち歩きがありますが,名前を呼ばれると自分で戻って着席できます。
・全体指示が入りにくい
→指示の前に「大事なお話をするよ」と声をかけて,話を聞く構えづくりを手伝ってほしいです。
→聴覚情報だけでは理解しにくいため,視覚的に見てわかる情報があると助かります。
→一度にたくさんの指示ではなく、区切って伝えてもらえると理解しやすいです。
・お喋りしたり,他のことに気を取られやすい
→「ちゃんと聞きなさい」ではなく「先生の方を見て話を聞いてね」のように具体的に「どうすればいいか」を伝える言葉がけが効果的なようです。
→「〇〇しないで」より「今は〇〇をしようね」のように,「やめてほしいこと」ではなく「やってほしいこと」を具体的に伝える言い方のほうが理解しやすいようです。
こうした小さな工夫の積み重ねが,学校生活での「できた!」という「成功体験」につながります。
学校にとっても「サポートの手がかり」を伝えてもらえるのは貴重な情報です。
入学までの時間を活かしてできること
就学時健診が近づいてくると,「うちの子,大丈夫かな」とご両親は焦る気持ちが出てくるかもしれません。
でも,入学までにはまだまだ時間があります。
その間にお子さんにとって「どんな関わりだと力を発揮しやすいのか」を少しずつ整理していけると安心ですね。
療育に通っている方は,担当の先生がどんな工夫をしているのかを聞いてみるのもおすすめです。
整理が難しいときは心理士など専門家と一緒に考えてみるのもいいと思います。
「うちの子は最近はこういう言葉がけをすると力を発揮しやすいようです」
そんな一言を先生と共有できるだけでも,お子さんの学校生活がスムーズに始められる助けになります。
もし「どこに相談したらいいかわからない」というときは,当オフィスに親子で一緒にお越しください。
お子さんと遊んだりお話ししたりしながら(ご希望によっては発達検査をすることも可能です),「力を発揮しやすくなる関わり方のコツ」を一緒に見つけていきましょう。
「学校ってどんなところかな?」
ドキドキワクワクしながらその日を迎えられますように。
