子どもとの遊び|毎日の暮らしの中でこころと体を優しく育てましょう
こんにちは。K3のさかもとくみです。
今日は子どもとの遊びについてのお話です。
スマホやタブレットで遊べる時代になり,今の子どもたちはスワイプも上手ですね!
それに比べると時代遅れかも知れませんが,ママやパパもきっと子どもの頃にしたことのある,そんな遊びのことを取り上げたいと思います。
昔からある手や体を使う遊びは,子どものこころと体を優しく育ててくれます。
特別な教材やおもちゃがなくても,毎日の暮らしの中で遊びながら子どもたちは育っていきます。
「その遊びならやってるよ!」「今できることで十分なんだ」ーそんなふうに感じながら最後まで読んでいただけると嬉しいです。
0〜1歳:「いないいないばぁ」ではじめる楽しい遊び
赤ちゃんとの最初の遊びといえば,やっぱり「いないいないばぁ」。
ママやパパが手で自分の顔を隠してやってあげるのが定番ですが,
赤ちゃんの顔にハンカチをふんわりかけて,赤ちゃんが自分で外すのに合わせて「ばぁ!」ってやってあげるのもいいですね。
洗濯物をたたみながら,赤ちゃんをバウンザーにのせながらでもできる,心と心をつなぐ小さな遊びです。
こんな短いやりとりの中でも,「物は見えなくなってもなくなった訳じゃない」ということを赤ちゃんは理解していくんですね。
1〜2歳:感覚遊びで「感じる力」を育てる
砂遊びや水遊び,粘土遊びは,子どもの感覚を刺激するとても良い遊びです。
砂のざらざらした感じや,水の冷たさ・濡れる感じ,粘土のべたべたを,子どもたちは確かめ感じとります。
離乳食が始まると子どもの偏食に悩まされるご家庭も多いですが,味や匂い,舌触りや喉越し,言い換えると味覚や嗅覚,触覚など,感覚の敏感さが関係していることもあります。
直接には関係ないように思われるかも知れませんが,砂や水、粘土などは子どもの触覚を刺激します。いろんな感覚に触れることで,刺激を受け入れる幅が少しずつ広がり,味覚や嗅覚のキャパシティも広がっていきます。
2歳前後:真似っこ遊びと観察の時間
2歳ごろになると,他の子が遊んでいるのを何もせずただ観察している時間があるかもしれません。
でも,それも大切な発達の一場面です。
遊びのパターンやルール,他の子との関わり方をじっと学んでいるのです。
このころには真似っこもどんどん上手になってきます。
ママと同じボウルと木べらを渡すと,同じように混ぜる真似をしたがったりします。
おもちゃの道具ではなくて本物を渡すと目がキラキラしますね。
ママの手にかかるとボウルに粉や調味料が入って木べらで混ぜてという,とても魅力的な道具に変わるのですね。
手遊び歌で一緒に手指を動かすのもいいですね。最初は興味がなさそうな様子かもしれませんが,そんなときは手取り足取りで真似を促してあげるのもいいと思います。
2〜3歳:他者の感情や視点の理解はまだまだ
2歳を過ぎると他の子の近くでお互い同じような遊びをすることもありますが,まだまだ一緒に遊ぶという感じでもありません。
やっぱりママやパパ,先生が大好きです。
「いないいないばぁ」の延長で,かくれんぼっぽく遊ぶのもいいですね。
カーテンや布団にくるまったら,ママから見えていないと思っている様子はありませんか?
わざと「あれあれ? 太郎ちゃんはどこかな?」というと
喜んで「バァ!」と顔を出したりしますね。
「ああ,よかった,いたいた!」というと得意満面です。こちらがその続きでわざと
「あれあれ? またいなくなっちゃった!」と見えないふりをすると,また喜んで隠れたりします。
そこから進んで,かくれんぼではソファの陰に隠れたりします。
最初のうちは自分からママが見えていないと,全部隠れているつもりになっていて愛らしいですね。
「あれ,あのお尻は誰のかな? 誰がいるのかな?」と声をかけるともう少し奥まで隠れたりします。
こんな遊びを通じて,子どもは「どこまでが自分なのか」を意識しはじめることができます。
身体の輪郭を知り,「自分がここにいる」という感覚を得る。
そんな感覚が、遊びの中から育っていきます。
そして他者からの視点の獲得へとつながっていきます。
それから,おしゃべりが始まってまだまだ舌足らずで可愛い盛りですね。
シャボン玉遊び(口を離して輪っかに息を吹きかけるタイプなら安心ですね)やピロピロ笛などは口の筋肉を使うので,構音(発音)の育ちにも効果的です。
よく噛んで食べることも大切ですね。
3〜4歳:大人が入って友だちと遊び始める
まだおもちゃの貸し借りは難しいかも知れません。
お友だちと一緒ならまだまだ大人の介入が必要です。
家で遊ぶとき「貸して」「いいよ」「ちょっと待ってね」などの言い回しを聞かせてあげてほしいと思います。自分ではなかなか「いいよ」とは言えないでしょうけれど,まずはママやパパがお手本をみせてあげましょう。
鬼ごっこや「待て待て〜」の追いかけっこも楽しいですね。
安全な場所で楽しく体を使って遊んでほしいと思います。
4〜5歳:勝ち負けも遊びのうち
年中さんになって,じゃんけんがわかるようになってきましたか?
最初は「グーチョキパーで何作ろう?」の手遊び歌が楽しいですね。
じゃんけんの勝ち負けがわかってきたら「おちゃらかホイ」や「あっち向いてホイ」も楽しいですよ。
じゃんけんひとつとっても負けると悔しい年中さんですが,負けても楽しい「おちゃらかホイ」のような遊びは,ゲームや競争で負けると泣いて癇癪を起こす子にとって気持ちを切り替える良い経験ですね。
体が育ってきたら「けんけんぱ」もいいですね。
親子で手を繋いで歩きながら,けんけんぱ!と進むのも楽しいものです。
5〜6歳:一緒に遊ぶ楽しさへ
年長さんになると、ごっこ遊びや役割分担をしてみんなで頑張るような遊びもし始めます。
「だるまさんがころんだ」では、動きを止めたり我慢したりする力が必要です。
鬼のかけ声を予測して,前に進んだり止まったりと集中力も切り替える力もつきますね。
そうやって友だちと同じルールで遊ぶ力が育ち,楽しむことができるようになっていきます。
しりとりも言葉の成長にもつながる良い遊びです。
相手の言った言葉を覚え、自分の番では切り替えて言葉を探す。
――そんな過程の中で、言葉のやレパートリーや記憶力(ワーキングメモリ)が育まれていきます。
おわりに
遊びは、子どもにとって“学び”であり、“こころの栄養”です。
「上手にできる」よりも、「楽しい」のがいいですね。
忙しい毎日の中で、洗濯物の合間にちょっと一緒に遊ぶ。
家事の合間に隠れているつもりの子どもに声をかける。
毎日の暮らしの中にあるちょっとした遊びが,子どものこころと体を優しく育ててくれて,
ママやパパにも笑顔を運んでくれますように。
